ども、沖縄SUNです。今日は日曜日。今回の土日は仕事がお休みです。この二日とも自宅でのんびりしています。
休みの日はAmazonprimeで映画鑑賞か、本を読んでいます。今読んでいる本は精神科医である帚木蓬生氏のネガティブ・ケイパビリティです。
ネガティブ・ケイパビリティとは、どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐えるの能力、といいます。言い方を変えると、性急に証明や理由を求めずに、不確実性さや、不思議さ、懐疑の中にいることができる能力といいます。
帚木先生は、精神医療の限界を感じたそうです。それは、医療では、SOAPで実施するそうで、Sはサブジェクト、患者さんの主観的な言動や症状を意味します。Oはオブジェクトで、主治医や診察や検査で得た客観的なデータです。AはアセスメントでSとOからの判断評価です。Pはプランのことで、解決のための計画、治療方針のことです。患者さんの症状からいち早く問題を見つけ、解決を図るには実に有効であると先生は述べています。しかし、現実の患者さんの状態はそう簡単ではなく、問題が見つからない場合や、複雑すぎる場合、そもそも解決策がない場合もあると述べています。
私は障がいのある方の支援をしていますが、帚木先生がおっしゃる通り、私たちの仕事には限界があると思っています。すべて明確な問題が存在し、その問題に対して明確な対処法があるわけではないということなんです。
帚木先生は、著書で人の病の最良の薬は人である、と述べています。この言葉を読んだ時に、私が力を入れているオープンダイアローグの重要性を感じるわけです。
オープンダイアローグは、治療するための手法ではないのです。もともとフィンランドの精神科病院で始まった治療法なのですが、目的は治療ではなく、関係者が集い、クライアントとの対話を続けていくことです。この対話を続けていくことが、治療的な取組なんです。これが帚木先生がおっしゃる人の病の最良の薬は人である、という意味だと思うのです。
病人として見るのではなく、その人の人生の主役として、その人との対話を継続していくこと。そして、その人にはその人の課題を解決する能力が備わっているという根本思想があるんですね。
一人の人としてどう向き合っていくか、それが治療的であること。また、私たちの支援も一人の人間としてどう向き合っていけるか、それが大事だと私は思って取組んでいます。
さてさて、今日は、このことも書こうと思っていまして、恋愛ですね。最近、ご無沙汰です。このブログは沖縄SUNという法人のブログになっています。この法人は私の以前のパートナーと一緒に立ち上げました。結果として、そのパートナーとは別の道に進むことになりましたが、そのパートナーは公私のパートナーでありました。別れてから年数たちましたが、その後恋愛していないですね。
私の恋愛観みたいのものですが、自立×自律というテーマを掲げた会社を立ち上げていますから、恋愛もお互いに自立&自律した関係が良いと考えています。自分自身がまず自立して、自分の生活を行うことができること、そして、自分の精神面をコントロールできる自律性が備わっていること。それが大切だと思っています。ですから、二人が一緒になったからと言って、相手に支えられたいってことではなく、精神的にもたれかかることでもなく、自分自身で自分を支えられるのがいいと思っています。
甘えたり甘えられたりという関係はほどほどがいいかなという考えです。大人だねと言われることがありますが、大人だから責任をもって相手とおつきあいすることができるのだと私は思います。
私はこれまで出会った中で恋愛に発展した方は、やはり自立×自律した方が多かったと思います。そして、人として尊敬できる人です。人間に惚れるってこういうことだなと思うんです。異性として惚れるというより、人間として惚れる人とパートナーになりたいという想いが強くあります。
また、私自身、学習欲が強いので、パートナーとともに学びながら成長していきたいという欲もあります。ただただ一緒にいるのも良いのですが、ともに学びたいという気持ちもあります。
やっぱり、より良い人生を歩むためには学ばなきゃと思うんですよね。そして、自分を高めていきたいと思うんです。せっかく生まれてきたからには、自分の限界にチャレンジしたいというのもあります。
お互いにお互いの自己実現を目指し、切磋琢磨できる関係が私の理想です。
恋愛に対して色々考えるところがあるので、軽い感じで行動することはないですね、これは学生時代から変わらないですね。馬鹿真面目かもしれません。
40歳過ぎましたが、最近していない恋愛もチャレンジしていきたいと思っています。せっかくチャレンジするなら、最高に尊敬できる方と最高で本気の恋愛をしてみたいですね。
皆さんはどのような恋愛観をお持ちですか?今度お話し聞かせてください。
ということで、今日はネガティブ・ケイパビリティと恋愛について書きました。来週も少し続くかもしれません。
では、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。