自ら学ぶ意欲の心理学


ども、沖縄SUNです。

今日は雨模様の横浜です。ジメジメしていますね。昨日の夜、ベランダに洗濯物を干していたのですが、はい、朝起きると雨が降っておりまして、残念な結果となりました。悲しいですね。はぁ~

さて、6月もあと3日ですね。ほんと年を重ねると時が経つのが早く感じますね。どんどんオジサンになっていきます。

今日は、櫻井茂男著「自ら学ぶ意欲の心理学」から第16章働く意欲が促されるを紹介したいと思います。

私は小さいころから好奇心旺盛で本能赴くまま、興味関心があることばかりやってきました。周りから勧められたことで興味が持てないことは一切見向きしない、そんなかわいげのないこどもでした。

それがですね、大人になっても変わらないので、生意気とよく言われます。いいんです、それくらいが丁度いいw

さてと、働く意欲ですが、いかがですか、意欲的に自発的に働くことできていますか?ある大学生と対話していた時に、駅で電車を待つ大人を死んだ目していると表現をしていました。確かに電車内を見ていると、死んだ目…うーん、目がきらりと輝いていない人が多いかなと感じます。

櫻井氏は、学校時代に自ら学ぶ意欲が高い人(こども)は、就職後に自ら働く意欲が高いと予想しています。その検討を進めていきます。

Lam&Gurland,2008の研究の紹介をします。アメリカの人文科学系大学職員160名を対象に調査を実施した。調査内容は、GCOS(General Causality Orientations Scale)による因果志向性、就業動機の自律性、職業満足度、組織コミットメントなどだった。分析結果は、GCOSによる自律的志向性が高く、就業動機の自律性が高いほど職業満足度と組織(職場)コミットメントが高かったとのことです。また、統制的志向性が高いほど就業動機の自律性が低かったとのこと。

櫻井氏は、パーソナリティーとしての、自律的な動機付け傾向が高いと、自ら働く意欲が高いことを意味しており、パーソナリティーとしての、統制的な動機付け傾向が高いと、自ら働く意欲が低いことを意味しているとおっしゃっています。

※自律的志向性⇒興味・関心と自己の中に良く統合された価値、統制的志向性⇒他者からコントロールされたり、自分がしなければならないと追ったりして動機付けられる傾向

この研究では、就業動機の自律性が高いと、職業満足度や組織へのコミットメントも高く、自ら働く意欲が高いと健康であることは確かであると述べています。

私たちの社会はこの自律志向性の高い人材を育てることができているでしょうか。いや、統制的志向性の高い人材を多く育ててしまっているのではないかと思うのです。

日本では、周囲に迷惑をかけない、周囲の期待に応えなきゃいけない、勝手なことはしてはいけない、など、なになにしてはいけないという価値観を与えてこどもたちを育ててしまっていないだろうかと思うのです。

今、就労支援をしている中で、自立志向性の高い人材の育成の必要性を強く感じるのです。

 

さてと、今日はこの辺にします。もう少しこのテーマで書いていきますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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