ども、沖縄SUNです。
今日は土曜日。台風10号の影響でしょうか、横浜は曇り空です。夕方から雨のようですね。9月に入りまだまだ暑いのですが、日が短くなったような気がします。そろそろ秋がやってくるのでしょうか。
さて、今日はこちらの本の紹介です。私はキャリアコンサルタントで、職業に関する支援をメインに活動をしています。基本的に個に対するアプローチをしていくのですが、個へのアプローチだけでは、改善できないことがある、それを改善していくための手法として、「社会正義のキャリア支援」ということです。
私が良く書かさえていただいている、社会構成主義の考えに近いものがあります。著者は下村英雄氏で、労働政策研究・研修機構キャリア支援部門主任研究員をされている方です。
目次は
- 序章 社会正義のキャリア支援とは何か
- 第一章 欧州キャリアガイダンス論
- 第二章 多文化キャリアカウンセリング論
- 第三章 社会正義のカウンセリング論
- 第四章 3つの可能なプラクティス①ー深い意味でのカウンセリングー
- 第五章 3つの可能なプラクティス②-エンパワメントー
- 第六章 3つの可能なプラクティス③-アドボカシ―
- 終章 社会正義の実践に向けて
私は以前、沖縄で小中高校生のキャリア形成支援を行っていました。その時に取組んでいたことは、こどもたちの支援なのですが、そのこどもたちに影響を与える、保護者、企業、学校、地域への働きかけをしていました。
それはなぜかというと、こどもたちは周囲からの影響を受けて、育ちます。その環境をどう整えていくか、というところが私の使命でした。
親が養育できる状態ではないことがあります。その際には学校、地域でこどもと支えていく必要があると思います。また、私は中学生の進路未決定者の支援もしていましたが、そこで目指していたのが、個の支援ではなくて、その中学生が支援機関と複数つながる仕組みを作りました。困ったときに相談できる場所、何かあったときに頼れる大人をつながっている状態を作りました。
私が一人ですべて支援をすることは不可能です。だから、私は多くの大人や機関など地域資源を活用して、こどもたちを支える環境を作ろうとしていました。
社会正義のキャリア支援では、一部のできる人達のキャリア支援の考えではなく、そこから外れてしまった人たちの支援をいかに行うか、というところにフォーカスしています。
私は社会正義のキャリア支援をしていたかもなぁ~って思いますし、それを目指しているんだなと再認識しました。これからの自分の方向性が明確になりました。
これからも、社会にとって必要とされること取組んでいきます。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。