平成29年度事業について

ども、仲里です。

梅雨が明けて、熱くなりましたね沖縄。

さて、沖縄SUNの今年度の事業について報告します。

平成29年度 沖縄市若年者雇用対策業務の受託が決定しました。
※沖縄市企業誘致課委託授業です。

今年度は、
私たち、一般社団法人沖縄SUNと
まちづくりNPOコザまち社中 
の二社コンソーシアムで事業展開をします。

キャリア教育&人材育成の沖縄SUN×まちづくりのコザまち社中
で、沖縄市のこどもたちのキャリア形成支援を行います。
教室のみならず、地域の中で学ぶ環境を提供します。

ちなみに、沖縄市の若年者の雇用状況、中学校卒業時の進路未決定者の割合、高等学校卒業時の進路未決定者の割合、
どちらも県内他市と比較すると、厳しい状況にあります。

その改善につながる取組みを実施します。

そして、沖縄市高校生プロジェクト委員会の活動は、
株式会社がちゆんが中心となって取組みます。

過去2年の取組みで、
全国高校生ビジネスプラングランプリで第3回ベスト20、第4回ベスト10、
そして、「THE山羊カリー」の開発、販売を行いました。
注目を浴びている取組です(*^▽^*)
今年度は沖縄市の高校生がどのような取り組みを行うのか、
がちちゆんとのコラボも含めて、化学変化が起きること、とても楽しみです。

そして最後に、
事業アドバイザーは、
宮里大八氏(琉球大学特命准教授)です。
宮里先生に指導助言をいただき、よりよい事業実施を目指します。

なお、
事業内容については、後日報告します。

今年度も皆様、よろしくお願いいたします。

かっこいい大人との出会いが0610

高校生Project

ども、仲里です。
ご無沙汰しております。

今年度も、沖縄市若年者雇用対策業務を実施することになりました。
前年度は、沖縄市の高校生が開発した「THE山羊カリー」が大変好評でして、
今年も多くの皆様のご協力を得て、事業推進してまいります。
事業内容については、後日紹介いたします。

さて、ブログのタイトルについて色々書きたいと思います。

これまで、多くのこどもたちといろんな形でかかわってきました。
勉強、スポーツ、キャリア教育、プロジェクト、ボランティアetc

そのこどもたちは一人一人が違っていて、それぞれ個性(特性)を持っています。
真面目なこどももいれば、不真面目に見えるこどももいる。
勉強が得意なこどももいれば、スポーツが得意なこどももいる。

人づきあいが苦手で一人でいることを好むこどももいれば、
大勢のともだちと仲良くやり取りすることが好きなこどももいる。

私に見せる姿と、家庭での姿が違うこともある。

いろんな面を持つ、こどもたち。

やる気がない、面白くなさそうにしているこどももいたりする。

こっちとしては、やる気十分がよいのだけれども、
こどもにはこどもの都合があります。

だから、
無理にやる気を出して、ということは考えません。

やる気がないからダメだ、ということも思っていません。

心の内から湧き上がる思いというのは、
他人からの働きかけで左右するのは難しいと思います。

私は、
こどもたちと接するときに気を付けていること、
それは、自分が本気であること。
そして、本音でこどもたちを話をし、
正面から彼らと向き合う。

そして、本気の人たちとの出会いを作る。

こどもたちが変化を起こすのは、
本気の人に出会い、
本気の取組ができる環境、
自分が受容されているという感情、
があるときだと思っています。

ですから私は、その環境をおおくのこどもたちに提供していきたいと思い、
事業展開しています。

巷で聴く、
「今のこどもたちはダメ」
という言葉、

その言葉を発する大人が、
こどもたちをダメにしていくのだと思う。

いろんな環境で生活しているこどもたち。
どんな環境であれ、可能性が発揮できる環境であること。
そして、私には可能性があると、こどもたち自身が思うことができる環境構築。

今年もやりますよ。

続く。

嬉しい声。高校生活動

ども、仲里です。

新年度スタートしましたね。
パタパタ中ですかね。

さて、私たちが支援を行っている高校生ですが、毎週活動を行っています。
先日、高校生が活動日以外にやってきました。
放送部の彼女は部活で使う原稿作成を行うために、
この活動のインタビューを行うとのこと。

はじめに、私のインタビューを行いたいということで、
30分少々、事業の目的などについてお話ししました。
インタビューの終了後も、いろいろ話しましたが、
彼女が、

「この活動はとても楽しいです。高校生がここまで主体的に活動できるのってないですよ。」
「活動を通して自分の意見を自由に発言することができる。そして、その意見に対しても、みんな自由に意見を述べあることができている。
自由にこんなに話ができるって本当に楽しいし、やりがいがある。」
熱く語ってくれました。
この環境を作っている人間として、高校生のこの声は嬉しいですね。
主体的な活動…
高校生が自分たちでアイディアを出し、そのアイディアをもとにビジネスプランを作成する。
そこからまた、商品化を目指し、企業や専門家の皆さんと意見交換して取組む活動。

やりがいがありますよね。大人はあくまでも高校生のサポーターで、
高校生がやりたいって思ったことを実現するための存在ですから。

また、自信についてですが、
自信がつく、というのは、他人が指示したことを取組んだ成果よりも、
自分で考え、取組んだ成果のほうが、自信になりやすいと考えています。

そうです、この活動は、自分で考え、取組む活動ですから、
高校生の表情や言動から、自信があふれ出てくるようになったと感じています。

自己効力感(やればできる)がものすごく高くなった感じがしますね。

こどもたちの可能性をどこまで高めていくことができるか、
私も高校生に負けじとチャレンジしていきたいと思います。

沖縄市高校生プロジェクト

高校生プロジェクト

28年度終了、29年度スタート

平成28年度、沖縄SUNは、

○沖縄市若年者雇用対策業務(沖縄市企業誘致課委託事業)

○沖縄ティーボール連盟

 

の2つを中心に事業展開しました。

 

沖縄市若年者雇用対策業務では、

・小中学校へのキャリア形成支援

・高校生へのキャリア形成支援

・若年無業者等への支援

を実施しました。

高校生へのキャリア形成支援では、沖縄市高校生プロジェクト委員会名で取組んだ、

「THE山羊カリー」の開発及び販売、日本政策金融公庫主催第4回ビジネスプラングランプリにて播磨農業高校との連携プランが全国2662プラン中ベスト10選出、沖縄市の農産物であるビワを活用した「びわ染キット~食べるだけではない、あなた色に染まるビワ~」がベスト100に選出されました。

目標であった、東京大学でのプレゼンテーションを行うことができました。

沖縄市産業まつりでの山羊カリー販売では、長蛇の列ができ、120食が10分で完売するなど、成果をあげることができました。

THE山羊カリー

山羊カリー市長訪問

東京大学でのプレゼン

ビジネスプラン

沖縄ティーボール連盟では、

第2回おきなわエンジョイ・ティーボール選手権大会兼第19回文部科学大臣杯争奪全国小学生(3,4年生)ティーボール選手権大会沖縄県予選を開催し、22チームが参加し、前年度に続き、沖縄県代表2チームを全国大会に推薦いたしました。

また、10月には、浦添市いきいきスポーツ・レクリェーションまつりにて、ティーボールを開催、10チームが参加しました。

ティーボール大会

第2回ティーボール大会

そして、指導者講習会を糸満市ソフトボール協会と協力し、21名のティーボールティーチャーが誕生した。

 

少しずつですが、自分が理想とすることを実現してきています。

それも多くの皆様のご指導、ご協力があったからこそです。

感謝しております。

 

29年度も沖縄SUNを宜しくお願い致します。

少年犯罪と隠れた格差

 

 

こんにちは。仲里です。

セントパトリックデイ(*^▽^*)沖縄市中央パークアベニューはにぎやかです。「不寛容の本質」東工大准教授西田亮介氏の著書を読んでいます。少年犯罪、凶悪犯などがメディアを賑わすことがあります。

「少年犯罪が、家庭や経済活動といった個人を取り巻く環境要因のいくつかの巡り合わせ(の悪さ)がトリガー(引き金)を引いているようだ。」P137

少年犯罪に、厳罰化、自己責任、という言葉が出てくることがあるが、それで少年犯罪は減少していくのでしょうか。

本書では、少年犯罪は減っているが、再非行少年率が上昇しているとのこと。

※平成27年 犯罪白書データから

犯罪は経済格差の影響があるそうで、社会復帰後に居場所や職場に困ることも少なくなく、そこに再び犯罪集団が接触することで再犯につながってしまうことがあるとのこと。

西田氏は、総合的な働きかけの重要性に言及。

少年院などの施設のみならず、社会の中の多様なステークホルダーの連携、居場所(帰住先)、就労先と就労支援の重要性などが提示されている。

ここで児童福祉法を引用します。

 第一章 総則

第一条  全て児童は、児童の権利に関する条約の精神にのつとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく保障される権利を有する。

第二条  全て国民は、児童が良好な環境において生まれ、かつ、社会のあらゆる分野において、児童の年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない。
○2  児童の保護者は、児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を負う。
○3  国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う。

第三条  前二条に規定するところは、児童の福祉を保障するための原理であり、この原理は、すべて児童に関する法令の施行にあたつて、常に尊重されなければならない。

 

 

今、我々大人はこどもたちを守ることができているのでしょうか。

すべての子どもたちに適切な生活環境と教育の機会を提供していくにはどうしたらよいだろうかと考えるのですが、うーん。

私も事業で若年者の就労支援を行っています。私にできることは、まずは、目の前のこと。

今、関わっているこどもたちに向き合っていくことをしよう。

すべてのこどもたちが愛され、自分の可能性を信じ、生きることができますように。

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