書き換え療法ー人生というストーリーの再著述ー


ども、沖縄SUNです。

今日は5月17日(日)です。横浜は晴天です。緊急事態が宣言され、1カ月が経ちました。東京や神奈川県など一部地域を除き、緊急事態が解除されました。私の住む横浜では5月6日の夕方から営業再開する飲食店を複数見かけました。まだ、休業している店舗がありますが、徐々に営業再開していくところでしょうか。

新しい生活様式という言葉がでてきました。手洗いうがい、手指消毒は以前から推奨されていましたが、三蜜を避けることが継続して推奨されています。人との距離は、2メートル程度取りましょう、室内より屋外で、会話は正面を避けるなど、細かく記載されています。私たち対人支援職は、三蜜になりやすいですし、正面を向いて話をすることも多いですので、感染にこれからも気を付けながらの仕事になります。

さて、ナラティブセラピー~社会構成主義の実践~ですが、今日は第5章書き換え療法について書きます。

私たちはこの世界について持っている知識は、自分の経験から来ている。自分が学んだ経験が知る経験の限界でもあり、範囲でもある、これはマイケル・ホワイト、デービッド・エプストンらが提唱するナラティブセラピーの考え方です。

私たちは自分の経験に対して意味付けを行ってストーリーを付けていきます。よく言われることですが、コップに半分の水が入っている。それをAさんはまだ半分も入っていると思い、Bさんは半分しか入っていない。これは解釈の仕方の話ですが、私たちは過去の経験や家族やその地域社会から求められている価値観により、物事に意味付けを行っていくようです。

どうでしょう。そのようなことってありませんか。周りから幸せそうに見える人が実は自分ではとても不幸せと思っている人がいる。不幸せそうに見える人が自分では幸せと感じている人がいる。どっちが正しいとか間違いとかということではなく、その人がその出来事にどのようなストーリーを作っているかなんでしょう。

私たちは生きた経験をストーリーを通して解釈する。その自分のストーリーの中に出演者として入っていき、また、他者のストーリーの中の出演者にもなる。私たちはこうしたストーリーを通して人生を生きているとのこと。※ここでの「ストーリー」とは、自分の経験を枠づける意味ののまとまりとしています。

私はどのようなストーリーを持っているかと考えてみると、どちらかというとアウトサイダーのストーリーを作っているなと感じています。人生の最初はストーリーの主人公、インサイドの人間だったと思うのですが、どこからか、アウトサイドに寄っていきました。それは自分が経験してきたことの意味付けをどうして生きたかだと思います。私は自分で自分の人生をネガティブなストーリーの中に落とし込んでいるような気がしています。

著書の中では、ローズという女性の方が持っているストーリーをカウンセリングを通して再著述していく過程が記されています。ローズは自分のストーリーを書き換え、オルタナティブ・ストーリー、自分自身で新しい人生をStartさせていきました。

私たちは、ストーリーを持っています。そのストーリーの側面には、違うストーリーがあります。自分自身が生きたいストーリーに再著述し、生きていくことがいつでも可能ということですね。

私自身、悪い方向にストーリーを持っていってしまうところがありますが、そのストーリーを人生後半に向けて開花するストーリーに変えていきたいと思いますw

ということで、自粛が続きますが、その中でも楽しみを見つけながら生きていきたいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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