人は変われる。


ども、沖縄SUNです。梅雨が明けました。暑くなりましたね。汗だらだらの季節になりました。洗濯物も乾くようになりましたw

今日のブログは、人は変われるのか、ということを考えたいと思います。

自分を変えたいと思ったことありませんか?
私はありますよ。性格を変えたいし、ルーズな部分を変えたいと思ったり。

よく言われるのが、「人は変わらない」ということ。
人は変わらないから、変えるなら自分自身ですって言われます。

ここで変わるっていうのは、
人の性格や価値観などが変わるという意味としたいと思います。

あなたはどのような性格ですか?
ネガティブ、ポジティブ、外交的、内向的、神経質、おおらか、etc
あなたの性格や価値観が変わったことはありますか?

私は変わったことあります。すべてではありませんが。

だから、人は変われると思うのです。しかし、人を変えようとすると、ほぼ100%反発されますw
人の変わらない価値観を作っているものは何か、そして、それを変えるために必要なことは何かということ。

参考図書の紹介をします。
1.人はなぜ物語を求めるのか 千野帽子著
2.人は変われる〔大人のこころ〕のターニングポイント 高橋和巳著
3.生ける屍の結末 「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相 渡邊博史著
4.現実はいつも対話から生まれる ケネス・J・ガーゲン、メアリー・ガーゲン著

私は社会構成主義の考えで物事をとらえるようにしています。
社会構成主義とは、私たちが「現実だ」と思っていることはすべて、
「社会的に構成されたもの」です。もっとドラスティックに表現するとしたら、
そこにいる人たちが「そうだ」と「合意」しては初めて、
それは「リアル」になるのです。
参考図書4より

社会構成主義で考えると、
その人の価値観は社会的に構成されたもの、になります。
それは、これまでの生きていた中で、家族や学校や地域で求められていたことが、
その人の人生の現実を作り上げていくという考えになります。

小さいころからいじめられ、親に虐待を受けていた人は、
社会を最悪な場所とし、幸せになることは悪ととらえることがあります。
逆に、
小さいころから、親、兄弟、ともだちと良好な関係を築いてきた人は、
社会を素敵な場所とし、幸せになることは当然と考える傾向があるといいます。

高橋和巳氏は、精神科医として診察をしてきた方です。
高橋氏は、人は変われる〔大人のこころ〕のターニングポイントの著書の中で、
成人以後の人の精神的な発達について考えるために、「解釈」という言葉をキーワードにしていくとのことで、議論を進めていきますとのことで、
高橋氏は以下のように説明をしています。

精神的な発達とは、生まれてから成人になるまでにの間に段階を追って獲得する「各発達期に特徴的な世界と自分についての解釈」である。
その途中で変わっていくのは、私たちが持つ、自分と自分を取り巻く世界に対する解釈である。

私たちは、自分と社会との関係を知り、その中で自分の役割を学び始める。
ここは、生きる屍の結末から考えると、小さいころからいじめられ、親から虐待を受けていた渡邊博文氏は、
社会との関係を生きていてはいけない存在、幸せになってはいけない、周りの人の邪魔をしてはいけない存在と自分自身を解釈していた、ということになると思います。

社会をどのようにとらえるか(解釈)次第で、人生の在り方が変わってくる、ということなんですね。
そこで、高橋氏は、古い解釈を変える3つの能力として、下記をあげています。
1.自分から離れることができる能力
2.絶望することができる能力
3.純粋性を感じることができる能力

1の自分から離れることができる能力とは、自分を客観視する能力のこと。
2の絶望することができる能力とは、諦める能力のこと。
3の純粋性を感じることができる能力とは、心の動き、洗練された感性の動きのこと。

この3つがどのようにして、人を変えていくのか、この話は次回にしたいと思います。
次回は、この3つの力と、オープンダイアローグ、ナラティブ・セラピーを加えて、
人が社会で生きていくことについても考えていきたいと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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